sangosp's diary

音楽日記 1997-2005

Here In My Heart / Kenny Rankin(PRIVATE MUSIC 0100582148-2)

Here in My Heartケニーランキンという人については前にブライアン・ブロムバーグというベーシストと 一緒にTVで演奏しているのを見た記憶しかなかったんだけど、たまたま音盤屋 で見かけてこのジャケットの雰囲気が気に入ったのと、あとレーベルが好きだったのと、マイケル・ブレッカーが参加していた(笑)といういろんな理由があって購入したのでした。

このアルバムの第一印象は「マイケル・フランクスのような感じ」。曲調はラテンしっとり系(サンバ・ボサノバ)がメインです。曲の作者のところにはIVAN LINSの名前もみられるのでわかる人にはわかると思います。

このアルバム、1曲目からトゥーツ・シールマンスのハーモニカが入っていて泣けます。それからマイケル・ブレッカーがこれだけ歌伴でいっぱい吹いているの もひさしぶりで、これまたうれし泣き。マイケルはやっぱりこのセンスのよさが何よりの魅力です。最近はEWIでのプレイも定番となった感がありますが、小 鳥のさえずりのようなあのフレーズもお気に入りの私でありました。(ジェイムス・テイラーが今年出したHour GrassでもマイケルのEWIがきけます。) 


その他の参加ミュージシャン:Oscar Castro-Nevis,Ricald Cilveira,Luis Bonfa,Don Grusin,Ernie Wattsなどこれまでフュージョンなどのアルバムでみたことのある名前と、Gilson Peranzzetta,Teo Lima,Jarge Helder ,Bororo などわたしが知らない名前が半分ずつぐらいかな。演奏はかっちりしていてすごくいいです。アル バム中で一番好きな曲はArt Of Servivalという3拍子の曲で、この曲の作者、I.リンス&マルチンスというのはブラジルの素晴らしいソングライターチームなのだそう。(リー・リ トナーだったかのレコードの解説で読んだ記憶が)