ジャズ・カントリー

ジャズ・カントリー (文学のおくりもの ベスト版)
ナット・ヘントフ 木島 始 Nat Hentoff
先日久しぶりにジャズのコーナーもある大きい本屋さんに行ったんですけども、そこでいろいろ見ていて、ナット・ヘントフ「ジャズ・カントリー」の復刻版というのが出ているのを見つけました。

人種差別の厳しい時代、ジャズミュージシャンになりたい白人の「ぼく」が、黒人ジャズミュージシャンと交流する中で、表現すべき自分自身を見つけようとする青少年向けの物語。

この本がジャズの棚にあったのは正しいのか、もしかしたら勘違いなのかもしれないけれど、（いや？ナット・ヘントフがジャズ批評家だからこれでいいのかも？）この本を読んでいると「ぼく」と一緒にジャズを旅しているような気分になって、ジャズが好きになったような気がしてくる、そんな本です。

ちなみに私が持っている本は、上の写真とは違ってもうちょっとジャズっぽい表紙。

（2002.11.7）