sangosp's diary

音楽日記 1997-2005

NEW YORK VOICES SING THE SONG OF PAUL SIMON / RCAVICTOR 09026-68872-2

Sing the Songs of Paul Simonポール・サイモンの曲をカバーしたアルバムが出ているというので聴いてみました。やっているのは、ニューヨークヴォイセズというコーラスグループ。

前にビーチボーイズのブライアン・ウイルソンの曲をカヴァーしたアルバムを聴いたときにも思ったんだけど、ブライアンとかこのポール・サイモンの曲って、 曲(メロディ)も素晴らしいけど、アレンジも美しく完成されているので、別アレンジの曲を聴くと最初は「なんかちがうんじゃないか?」と思ってしまうので す。このアルバムも第一印象はやっぱりそんな感じでした。でも何回も聴いているうちに曲そのものも、歌も、演奏もたのしめるようになってきます。NEW YORK VOICESって、今まであまり聴いたことがなかったのですが、私が普段聴いているコーラス物のなかでは、一番ジャズっぽい感じかな、と今回思いました。

収録曲は、1.BABY DRIVER, 2.CECILIA, 3.ONE MAN'S CEILING IS ANOTHER MAN'S FLOOR, 4.SO LONG,FRANK LLOYD WRIGHT, 5. LOVE ME LIKE A ROCK, 6.ME AND JULIO DOWN BY THE SCHOOLYARD, 7.8.PUNKY'S DILEMMA,  9.OVERS, 10.MOTHER AND CHILD REUNION, 11.I DO IT FOR YOUR LOVE, 12.STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS, 13.WHY DON'T YOU WRITE ME?, 14. OLD FRIENDS/BOOKENDSの14曲。

私はポール・サイモンは詳しくないので原曲がどんなのか知らない曲も多いのですが、この中では2.6.7.10曲目あたりが好きです。特に 「ST.JUDY'S COMET」はもともと好きな曲だったので、これがはいっているだけでも○。12曲目の「STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS」は、ポール・サイモンの アルバムでは亡きリチャード・ティーがローズを弾いていたのも印象的で素敵な曲だったわけですが、ここでは、ピアノが、Gil Goldseinということでタイプがちがうものの、Leon Pendarvisの弾くB-3がちょっとだけそれらしい雰囲気を出しています。