sangosp's diary

音楽日記 1997-2005

My Favorite Songs-Contemporary Mood / Philippe Saisse Acoustique Trio

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フィリップ・セスって、現在進行形でフュージョンと呼ばれるような音楽(今はコンテンポラリー・ジャズとか、スムースジャズとか呼ばれているのかも。)を 聴いている人にならよく知られたキーボーディストだと思うんですが、そんな彼が、2000年秋に出した、ピアノトリオのアルバムです。

今まで知らなかったんですが、この人って、ジャズ畑の人じゃないみたいです。そういわれればそうだったのかと納得できるんですけど。

googleで「Philippe Saisse」をキーワードに日本語ページをサーチしてみると、出てくるのがSMAPのアルバムだったりするように、この人はポップ系のアルバムのアレン ジやキーボードでの参加というのがたくさんあって、そんな彼のピアノトリオなら、きっと普通のジャズピアノトリオとはひと味違うんだろうな、と想像してし まうんですが、 想像どおり、いや予想以上に聞きやすくてくつろいだ感じのアルバムでした。

というか、あくまでもアコースティックトリオであって、ジャズピアノトリオではなかった、といったほうが正しいのかも。セスのアルバムそんなに聴いているわけではないので的はずれかもしれませんが、たぶんいつものフィリップ・セスの音なんだと思う。

このアルバム、ギルバート・オサリバンのalone again(ここでのタイトルはnatyurallyとなってます。)や、10CCのI'm not in loveなど、懐かしいカバー曲がずらり。

シールズ&クロフツのsummer breezeという曲は聴いたことがあるような気がするけど、誰のバージョンを聴いたのかがわからなくてまた悩んでます。(解説には本家シールズ~と、ア イズレーブラザーズのことは書いてあるんだけどなぁ、それじゃないような気がしてなりません。)

それから、roller Jubilieeという曲もなんかものすごく気になっていて、こういうパターンの曲って昔から好きなのでそれでかなぁと思ったんですが、よく見るとアル・ ディ・メオラの「splendido hotel」に入ってたセスの曲だそうで、このレコード持っていたような気がするのでそれでなのかな。でも、当時、フィリップ・セスのことは知りませんで した。

ところで、フィリップ・セスは、一度見たことがあって、確か、1996年JTスーパープロデューサーズというイベントのナイルロジャースの時だったと思う のですが、(スティーブ・ウインウッドさまご出演!)そのとき、リチャードティー亡きあとはこの人かなぁという雰囲気があったんですよね。今回10CCの I'm not in loveはそのリチャードティーにトリビュートされたものだそうで、音を聴いていてそのときのことを思い出してしまいました。

うーん、なんだか今回は歳がバレバレな感想になってしまったかも。