sangosp's diary

音楽日記 1997-2005

starting point / kotaro oshio

Starting Point 某所の掲示板でこのギタリスト:押尾コータローの名前だけは前から知っていました。 関西のプレーヤーなので有山じゅんじとかそういうブルース系の人なのかな、と想像していたのですが、先日テレビで見たモントルージャズフェスティバルでの演奏ではじめて聴いて全然ちがうことがわかりました。(^^;)

この人の演奏スタイルはアコースティックギター(スチール弦の)1本だけでの演奏で、普通に弦をはじいて音
を出すだけでなく、ボディをパーカッションのよ うに叩いて音を出したり、ハーモニクスの音を効果的に使ったり(これがまたいいんですよねー)、指をスライドさせてピアノで言うとグリッサンドのような効 果を出していたりといろんなことをやって曲をアレンジしています。ギター1本だけでこんなに変化をつけられるというのがすごい。

収録されている12曲中10曲がオリジナル曲で、どんな曲風と言ったらよいのか考えていたのですが、「世界の愛
唱歌集」にのっているような哀愁がある暖かいメロディと8ビートが出会ったようなとでも言ったらよいのでしょうか。
カバー曲では坂本龍一戦場のメリークリスマスのテーマ曲と、第3の男のテーマが入っています。

私が買ったCDは輸入盤(逆輸入盤っていうのかな?)なのでこのジャケットなのですが、東芝EMIから出ているものはジャケットがちがいます。私はこっちの方がなんとなく好みだったのでこちらにしました。(値段も安かったし-。)